早稲田・一橋蓄電研究討論会2014年07月13日

 7月10日、早稲田大学研究開発センター(120号館)にて、一橋大学イノベーション研究センター青島矢一教授とCO2削減イノベーション研究会のメンバーをお招きして、蓄電研究施設見学・討論会を実施しました。
早稲田の120号館は、知る人ぞ知る蓄電研究クラスターの中心になりつつあるところで、今年末には同じ敷地に「ライフサポートイノベーション研究センター」という名の産学蓄電池研究ビルも竣工します。すでに国の支援を受けた大型のドライルームの中に蓄電池の組み上げ施設が稼働中で、蓄電池劣化解析試験も今後本格化していきます。
 討論会では、スマートグリッドや新エネ導入のキーとなる蓄電池について、その寿命とコストの問題が取り上げられました。蓄電池研究の第一人者、現米国電気 化学会会長の逢坂哲彌早大教授、リチウムイオンだけでない蓄電池開発経験を有する内海和明・津田信悟両早大研究院客員教授らが、それぞれの知見と経験を踏 まえた討論を行い、鋭い質問を続ける青島教授もご納得顔でしたね。科学者・技術者と経営学者のコラボレーションは今後のイノベーションにとって極めて重要 であると改めて感じました。