オープンイノベーションが創る日本の未来その22015年12月01日

11月26日、KIT虎ノ門サロン「オープンイノベーションが創る日本の未来」が開催されました。目玉は、安全学の権威、向殿政男明大名誉教授のインタビュー、「ニトリ・似鳥昭雄氏に聴く、世界展開への道」にはじまり、似鳥社長に説得されてホンダから転籍され、ニトリをさらに発展させた杉山清さんと向殿先生の対談、そして、地域活性化をオープン・イノベーションで進める㈱リクルートライフスタイルの三田愛氏による講演「オープン・イノベーションこそ新展開の起爆剤」という盛り沢山の中身を、なぜか橋本がオープン・イノベーションという概念で総括するという、赤羽良剛さんらしい画期的なサロンです。ポスターの写真は、参加いただいた、旧知の松本毅さんのFacebookから転載させていただきました。松本さんは現在、大阪ガスオープンイノベーション室長で、日本初のMOTスクール㈱アイさぽーとを設立、発展された方です。
2つの対談、三田さんの講演はとても刺激的で、大変勉強させられました。似鳥社長の、伝統的な家具業界の悪弊を破るある意味破壊的なイノベーション、そして国内から海外をまきこんだSPAによるコストダウン、その先の品質向上、特に安全性向上のストーリーは、いろいろな示唆に富むケースになります。杉山さんは、垂直統合モデルとしてご説明されましたが、それには、内外の人材や組織を取り込んでいくオープン・イノベーションの思想が根幹にあり、ライバルのIKEAのお客様に組み立てをしていただくというオープン・イノベーションモデルをはるかに超えた戦略でもあります。三田さんは、現代的なソーシャル・イノベーションにオープン・イノベーションを持ち込み、外から地域を変えていくというモデルを構築し、実践していきます。私はその場で、これらを一つの表にsまとめ、赤羽さんの無茶ぶりを、なんとかこなした一日でした。